libra05's blog

映画を中心に、好きなものについて自由気ままに書いています

坂崎千春展 ペンギン百態Ⅱ

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ペンギンが好き。特にsuicaのペンギンが大好き!
なので、

伊勢丹新宿で開催中の坂崎千春展 ペンギン百態Ⅱ」(3月1日~3月7日)に行ってきました。

今回はその感想を書いていきます。


さて、意気揚々と足を踏み入れたのはかなり小さめのアートスペース。

展示会場は伊勢丹新宿5階フロアの端に位置し、とくに案内もなかったので、一瞬、「え、やってる..よね?」と不安がよぎりましたが無事にたどり着きました。

開放的な入り口から左右にのびた長方形をしています。
外からもよく見えるので、偶然見つけた人が「あーこのペンギン知ってるー」と、気軽に立ち寄っていく姿もありました。


行ったのは土曜の夕方前で、お客さんの中心は30代、40代あたりの女性。作品を観ながら談笑する声が此処彼処から聞こえてきます。

でも、(スタッフの方も2~3人いらっしゃいますし)鑑賞の邪魔になるなんてことはなく、静かすぎず、リラックスして観るのにはちょうどよい雰囲気を保っていました。

「ペンギン百態Ⅱ」原画100点

「かわいい..」「これもかわいい..」 壁にぐるっと飾られた100枚の小さな正方形の原画に、みなさんうっとり大興奮の様子。

さっそく、のんびりと壁に沿って進む緩やかな流れに乗って、鑑賞開始!

ほんとだ…かわいいなぁ…。ペンギンだけでなくほかの生き物もかわいい…。普段はJR駅などでしか会えないペンギンと仲間たちに囲まれる幸せたるや..!


すぐに目についたのが、どの原画の説明書きにも貼られている赤いシール。何を隠そう、それは「成約済み」を示す印!

そう、約3万円の小さな原画たちは、開催3日目で全て完売していたのです… (「きっと3日目でも何かしら買えるよね」とぼんやり予想していた自分の甘さよ…)

愛すべき空間を作っているこのペンギンたちは、展示が終わればもう二度と揃うことはなく、それぞれの買い手の元へ旅立っていく。

ちょこちょこと買い手の元へ出かけていく彼らの後ろ姿を思い浮かべて寂しくなりつつ、まだ在庫があったとしたらこの子を持って帰っているだろうな..と妄想も挟み込みつつ。
しみじみと展示を眺めていきました。


肝心のペンギンは、小さな世界のなかで、大きなシロクマと並んだり、文鳥を手に乗せたり..と多種多様な動物との絡みを見せてくれます。

好奇心旺盛なペンギンが、どんな動物にも素直に心を開き、のんびりと空間を共にしている感じが見て取れます。
(魚はしっかり口にくわえていましたが..)

そんな絵たちの鑑賞は、てんとう虫からクラゲ、さらにはシロクマまで、坂崎さんがどの動物もあたたかく抱き締めてる様子を観ているような、そんな時間でした。

そのあたたかさを体現しているペンギンは、どれもほんわかしていて、どうしようもなく愛らしい..!

「坂崎さんってすごいなぁ。すごいんだなぁ。」そんなことも何度もつぶやいていました。


印象的だったのは、何枚かに共通していた、相手の動物をペンギンが真似しているというパターンです。

友だちになろうよ!という積極的な感じでなく、少し離れたところで(この間合いも絶妙)同じようなポーズを取るペンギン。

この、そっと相手のペースを尊重するゆったりとした優しさがたまらないのです。

絵の可愛らしさだけでなく、こういう健気なところも“ほんわか”する理由の一つなのでした。


また、ガラスに収まった原画をじーっとそばで見てみると、ペンギンの体の黒い部分を作っている、線の重なりがわかります。

紙を走る一つ一つの線が、坂崎さんが命を吹き込んだ跡なのだと思うと嬉しくて、瞬きをするのも忘れて見入ってしまいました。


※展示としては他に、「ペンギン十態図」原画10点、「ペンギン百態Ⅰ」活版印刷アートカードなどがあります。
(詳細は↓のホームページに掲載しています)

グッズ

原画などの作品以外のグッズ(1万円以下で購入可能)としては、

今治産タオル2種類と、豆皿・フリーカップがそれぞれ8種類(私が行ったときは8だったかなぁ?)用意されています。

見本をじっくり吟味して、4月初めに入荷予定の豆皿とカップを1つずつ購入しました。

人気の柄は在庫がなくなってますが、予約購入は可能で、送料をプラスすれば入荷次第送ってもらえます。(在庫がない!とショックを受けたまま帰ろうとしたところ、他のお客さんが予約購入していたので、慌てて購入しました…)

ペンギンが我が家にやって来るのが今から待ち遠しいです♪


坂崎千春さんのホームページはこちら
sakazakichiharu.com
 ※「Events」では、今回の会場の様子を写真で見ることができます。

*****
思えば、最近でこういう展示を観に行ったのは、「美少女戦士セーラームーン展」と「ピクサー展」くらい…。
libra05.hatenablog.com

libra05.hatenablog.com


美術には全く詳しくありませんが、作者の筆遣いが感じられる手描きの作品を前にすると、
いつも、焚き火の熱に照らされたように、心が溶けていくのを感じます。

それは強く全身に残り、どれだけ時間が経っても容易に思い出せるほど、日常から離れた、とても心地よいひとときなのです。

うん、今年はもっと美術館に足を運びたいなぁ。

映画「ドクター・ストレンジ」の感想

ここ最近はブログからつい遠ざかり、twitterやFilmarks(フィルマークス)で感想を読んだり書いたりしていました。


映画鑑賞はこれまであまり人と共有することなく閉じられた趣味だったのですが、
2つのツールを通じていろんな方とお話をしたり、情報収集ができ、
なんだか少しずつ趣味の世界に光が差してきたような感覚があります…
ありがたい限りです…


さて、久しぶりの記事は「ドクター・ストレンジ」!
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ベネディクト・カンバーバッチレイチェル・マクアダムスが出演すると聞き、公開をずっと楽しみにしていました。


作品情報

●2017年1月公開
●115分・アメリカ
●公式HPでも魔術を体験できます。かわいい仕掛けがありました。
marvel.disney.co.jp

感想(ネタバレはありません)

*今回の記事は、Filmarksで書いた感想に補足を加えたものになります。
filmarks.com


●映像美
時間が戻り、空間には想像もつかない変形が生じていくバトルシーンが奇妙で美しく、本当に本当にクセになります。
あらゆる物が優雅に元の姿に戻っていく姿はつい最近、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でも観たはずなのに。
なのに、息をするのも忘れるほど観入ってしまいました。大きなスクリーンで堪能しなきゃもったいないです。


●豪華キャスト!
豪華なキャストたちがスクリーンをとても華やかに彩ってくれています。

それぞれの俳優さんが持っている雰囲気を活かしたキャラクター設定がされている印象がありました。

レイチェル・マクアダムス演じるクリスティーンはピュアで芯が強くて…
ティルダ・スウィントン演じるエンシェント・ワンは神秘的で謎めいていて…


マッツ・ミケルセン演じるカエシリウスは冷たい目をしていますが、どこか脆くて悲しそうなのです。

(でもこんなキュートな姿を貼っておきます)



そして、ベネディクト・ウォン演じる
(爆音でビヨンセを聴いちゃうお茶目なシーンでみんな好きになっちゃう)
(残念なことに戦闘シーンが省略されてた)

ウォン!
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(ベネディクト・ウォンというお名前も今回の映画とつながっているようで、今びっくりしています。)


ベネディクト・カンバーバッチは、役作りのために神経外科医から脳や手術に関することを学び、
神秘的な技を習得するまでの修行シーンでは、19歳の頃にチベット仏教僧院での経験が活きた、とインタビューに答えています。
僧院では、実際に古の儀式を行い、仏教書を読破したそう。*1

「古の儀式」の詳細が気になります。それに仏教書を読破って…! すごいなぁ。


だからこそ、もっとキャラクターたちに愛着を感じて、がっつり感情移入したかったけど、どうしてもそこまでには至らなかったのでした…。
不完全燃焼になってしまい悔しい…><

時間の制約はやむを得ないにしても、キャラクターそれぞれの過去だとか、想いだとか、
(例えば、どうしてカエシリウスは師匠を裏切ってしまったのか、どうしてクリスティーンはドクター・ストレンジのことをここまで放っておけないのか…)
なんとなくはつかめた気になりましたが、手がかりがもっと欲しかったなぁと思います。

あと、ドクター・ストレンジが、自分の生きる道は医術なのか魔術なのか、もっともっと葛藤しているところを見たかったなぁ。


クスッと笑えるところ、華麗なアクションは何も考えずに楽しむにはもってこいでしたし、(上記の点の期待をこめつつ、)マーベル作品をもう少し観ながら、続編を楽しみに待ちたいと思います。
次回もどんどん街をねじ曲げ、七変化させて欲しいです。

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*1:「TOHOシネマズマガジン」vol.117より

映画「ボーン・アルティメイタム」のあらすじ・感想 ※ネタバレあり

やっと鑑賞できたボーンシリーズ3作目! 今作もdtvの定額料金で観ることができました。

劇場公開中の最新作を受けてスピンオフを含めたシリーズ4作品コンプリートに着手し、あっという間にあと1作品。少しさみしいなぁ。


さっそく、『ボーン・アルティメイタム』ネタバレありのあらすじ・結末までのストーリー・感想を綴ります。


亡きマリーに続く恋愛はなしで硬派×孤独なボーンの姿を見ていたい…!という期待は裏切られるのでしょうか…

キスシーンよりも、サイボーグのように完璧な動きで刺客を打ちのめすシーンを多めに見たい!!

作品紹介

eiga.com

  • THE BOURNE ULTIMATUM
  • 製作年 2007年/アメリカ 
  • 115分 

※現在、最新作「ジェイソン・ボーン」が公開中です!
bourne.jp
最新作ではさらに渋めなボーンに会えそうですね。


※ちなみに、2作目「ボーン・スプレマシー」の感想はこちらです。
libra05.hatenablog.com

あらすじ

ある日、イギリスの大手新聞にボーンの記事が掲載された。執筆者は記者のサイモン・ロス。
彼はボーンの存在をつかんだだけでなく、CIAの内部告発から”ブラックブライアー(黒薔薇)計画”を追っていた。


彼の動きを知ったニューヨークのCIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼンは、監視と尾行を指示。その時、記事を目にしたボーンもロスと接触を試みる。
CIA諜報員のパメラは、記者とボーンに対し強硬な手段を採ることに反対するが、ヴォーゼンは聞く耳を持たず…。

ボーンを苦しませる記憶の断片、そして、ブラックブライアー計画。
彼はすべての記憶を取り戻し、暗殺者という過去の呪縛から抜け出すことができるのだろうか。

こんな方におすすめ

ストレス発散をしたい方に!
頭脳と鍛えられた体ひとつで相手をボッコボコにするボーンにしびれます。


以下、【続きを読む】より、結末までのストーリー(以下ネタバレありです)、感想に続きます!

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《試写会》映画 聖の青春--病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯。

「ひじりの…」と読んでいたあの頃にはもう戻れない。

ということで、公開よりも一足先に『聖の青春』を試写会で鑑賞してまいりました。

棋士の映画だと知っだ上でも「ひじり」と読んでしまうくらい、将棋には詳しくありません。棋士は今でも、羽生さんしかわかりません…。
でも、将棋のルール説明もうまいことセリフなどに織り交ぜてありましたし、「将棋」のもつ奥深い世界を覗くことができる作品でした。
さっそく感想を書いていきたいと思います!

作品紹介

satoshi-movie.jp

  • 劇場公開年 2016年/日本 
  • 124分 

秋〜冬の街並み(そして聖のぱつぱつのトレンチコート姿)が印象的。まさにこの季節にぴったりの作品です。

あらすじ

 幼い頃に難病のネフローゼ症候群*1を患い、入退院を繰り返した村山聖
入院中に父から勧められた将棋に心奪われ、将棋の最高位・名人の獲得を夢見るようになる。やがて、後に親子同然の強い絆で結ばれていくことになる師匠・森信雄に弟子入りすると、すぐに頭角を現わし、異例のスピードでプロデビューを果たす。
その後、同世代の天才・羽生善治に強烈なライバル心を燃やす聖は、彼の体調を心配する家族や仲間の反対を押し切り、拠点を大阪から東京へ移し、“打倒、羽生”と“名人獲得”という目標に向かってなりふり構わず突き進むのだったが…。

映画 聖の青春 - allcinemaより引用>

こんな方におすすめ

将棋に詳しくなくても十分鑑賞できますが、将棋に詳しければ、きっと、より、聖たちの指し手から、彼らの覚悟や想い、勝負にかける熱量をもっともっと感じられるのでしょうね。
それはとても羨ましいことです。

ちなみに、対局の中継を見ている仲間たちのリアクションからも、それを感じることはできます。ということで、将棋に詳しくなくても心配は不要です。

感想

以下、劇中の仲間と同様に親しみを込めて「聖」、聖もそう呼んでいたので「羽生さん」と書いていきます。

村山聖というひと
将棋界ので”怪童”村山聖が将棋に出会えたのは、幼少期の入院中に父親が暇つぶしに差し入れてくれたからでした。

病がなければ将棋をやっていなかった・・・でも、病があるから将棋を打てなくなるかもしれない。そんな人生の不思議を、聖は、静かに静かに胸に抱き、自分の一部にしているように見えました。だからずっと、どこか達観している雰囲気があるのはそのためなんでしょうね。


聖は病の状況が悪くなっても、ただただ、「羽生さんに勝たなきゃ意味がない!」「いま戦わなきゃだめだ!」と(脳に影響があるといけない、との警戒から)断固として治療を拒否し、対局を続けます。
羽生さんから何度か勝利をもぎ取るも、体はすでにボロボロ。


将棋に出会う前の幼い頃からずっと病と闘っていたため、聖は十分、自分の体のことをわかっていたと思います。

それでも、たとえ死ぬことになっても、将棋の1番になりたかったんですね。
1番になりたい!1番じゃなきゃ意味がない! と大声を出すとき、そのために命をかけている気迫がびしびしと伝わってきました。

そして、いくらそう思っていても、そんなことを大声で言える人はあまりいないですよね。


聖は、まるで子どものように駄々をこねたり、拗ねたり、意地を張ったりします。(作品の限りでは、かなりの変わり者ですし)
でも、きつい言葉を誰かに浴びせていても、ヤケになってたり、卑屈になっているようには見えませんでした。

無垢で、ちょっと柔らかくて、繊細で壊れそうな雰囲気が漂っているんです。

きっと彼には周囲の人を惹きつける天性の部分があったんですね。だからこそ、彼を応援し支えてくれる仲間があんなにいたんだと思います。


松山ケンイチ
松山ケンイチはそんな彼を見事にトレースしています。聖に惚れ込んだことがよくわかる、このような記事が多くありました。
www.cinemacafe.net
そうそう。作品の存在をまだ知らない時は、「いつの間にかふっくらしてる!」とびっくりしたものです。

記事では、渾身の役作りで聖になりきっていた松山ケンイチに会ったときの原作者の感想も書いてあります。

私も酔っぱらっていれば昔のように頬っぺたを軽くつまんでいただろう。・・・・・・17年ぶりに村山くんがいた。

実際に縁の深かった人にここまで言わしめるとはすごい!


ヒロイン・羽生さん
また、劇中の羽生さんについて、この記事も要チェックです。
www.cinematoday.jp

羽生本人に会い、彼が使っていたメガネを譲り受けて演技に挑んだ東出は、対局中に頭をかいたり、メガネに触れたりする羽生のクセを完璧に再現した。<上記記事より>

使われていたのは羽生さんの眼鏡だったのです!! まさに”隅々まで行き届いた”作品全面協力!!

お互いがいたからこそ切磋琢磨して、誰にも行けない思考の領域に挑戦できた、ということは、羽生さんにとってもかけがえのない経験だったのだとよくわかります。
(二人が対局後に小料理屋さん?でその話をするワンシーンは、とても素敵なのです。)

作品では、聖から羽生さんへの尊敬、憧れが可愛く描かれていたりします。上記記事のとおり、羽生さんはヒロインでしたね。

また、作品関連記事を読むと、役柄同様に、俳優同士も互いを尊敬し、刺激し合っていたことがわかります。


手に汗握る対局シーン
二人が対局するシーンは、将棋に明るくない私でも、「一つでも指し手を間違えたら終わり」という張り詰めた空気にどんどん飲み込まれていきました。気づけば両手(そして全身)に汗が・・・! そしてその姿のかっこいいこと!

まるで命をかけた決闘のようで、銃を構えて対峙する西部劇のシーンよりも、よっぽど緊張した気がします。



個人的にすこし気になった部分もありました
・作品の途中まで、治療を拒否する理由の説明がなく、「めんどくさいから?」などと勘違いしてしまった
・”全てが決まる一瞬”を表現する(?)ためだったとは思うが、対局中にスローモーションで街中の様子が流れるところが間延びしていた
・病院の先生が聖の母親に吐く言葉がひどい(なんで?!)

が、ラストまで、とても楽しく鑑賞できた作品でした。
命が尽きるまでの彼の全力疾走から受けたパワーは強く、鑑賞後の余韻がまだ続いております。


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*1:(※)ネフローゼ: 腎臓の濾過機能の異常で、蛋白が尿へ排出し、血液中の蛋白濃度が減少することにより浸透圧のバランスが崩れ、水分が血管から組織へ漏れ出し、顔や手足がむくむ病気。
蛋白質が不足すると、身体を守る免疫細胞の供給が減少し、抵抗力が低下し、発熱しやすくなる。治療が遅れると肺水腫で呼吸困難に陥り死亡することがある。原因はいまだ解明されていない。
ステロイドの投与で治癒・軽快することが多いが、治療抵抗性のネフローゼ症候群は難病に指定されている。
29年の生涯|映画『聖の青春』2016年秋全国ロードショーより引用>

映画 ボーン・スプレマシー--愛の終わりは、戦いの始まり。

数年前に1作目を借りて途中で飽きてしまったボーンシリーズ。
それから再び鑑賞することはないまま、別作品で出会うマット・デイモンをどんどん好きになっていきました。

ぜひ新作は劇場で観たい!
ということで、そのために、現在、dTVでボーン・シリーズの再&全鑑賞を進めております。

1作目の再鑑賞は無事に終わりました。ですが、2作目の方が好きなので、まずはこちら、『スプレマシー』の感想を書いてまいります。

作品紹介

eiga.com

  • THE BOURNE SUPREMACY
  • 製作年 2004年/アメリカ 
  • 108分 

あらすじ

ベルリン。CIAの女性諜報員パメラ・ランディらは、内部で起きた公金横領事件を調べていた。しかし、そのさなか、何者かに襲撃され、関係資料を奪われてしまう。
インド、ゴア。2年前の壮絶な逃走劇から生き延びたジェイソン・ボーンは、その時に出会った恋人マリーと人目を避けて暮らし、新しい人生を歩んでいた。だが、彼は未だ夢にまで出るほど過去の記憶に苛まれている。そんなボーンをつけ狙う一人の影…。
同じ頃、CIA本部ではベルリンの事件で採取した指紋を照合し犯人を特定、そこにはボーンの名が浮上するのだが…。
映画 ボーン・スプレマシー - allcinemaより引用>

こんな方におすすめ

渋め、孤独、ラブシーンなし、笑い要素なし。
とにかく、スピード感のあるかっこいいアクションが満載の、スパイ映画を観たい方におすすめしたいです。

以下、【続きを読む】より、感想(以下ネタバレありです)に続きます!

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《ジャパン・プレミア》映画 ハドソン川の奇跡--155人の命を救い、 容疑者になった男。

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先週15日、まさに奇跡的に当選したハドソン川の奇跡」のジャパン・プレミアに行ってまいりました!

今回の記事は、作品の感想トム・ハンクスの感想の二本立てです。

作品紹介

wwws.warnerbros.co.jp

  • 製作年 2016年/アメリカ
  • 96分

※明日、9月24日(土)にいよいよ公開となります!!

感想(以下ネタバレなしです)

今回は、少し短めではありますが、「ぴあ」に投稿したレビューをここにも載せます。

ハドソン川の奇跡 (2016)

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】トム・ハンクス / アーロン・エッカート / ローラ・リニー


★★★★ [80点]「静かに響く作品」

奇跡を起こした英雄であるはずの機長が、日常が一変し戸惑うなかで抱えることになる、「自分の判断は間違っていたのではないか」という苦悩。それを、ドラマチックではなく、ドキュメンタリーにも思えるくらい、静かに描いています。決して華やかではない分、ずしりと重みがある作品です。



「一人でも多くの人にこの出来事を、真実を伝えたい」という製作陣の強い気持ちが、事実を忠実に再現した映像に結実しています。また、目や息遣いだけで心情を表現するトムの演技は必見です。



原題は「Sully」(機長の愛称)ですが、公聴会のシーンでの機長のセリフを聞き、「ハドソン川の奇跡」という邦題はとても素敵だなと思いました。


Posted by libra05 on 2016/09/22 with ぴあ映画生活

ジャパン・プレミアでの生トム・ハンクス!!!

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トム・ハンクス。いつの間にか大好きになっていた俳優。

画面のなかでは七変化。だからこそつかみどころはなく、悪い噂はまったく聞きませんが、正直、気の良さそうなナイスミドルというほどにしかわかっていません。

この世に素晴らしい作品を放ち続ける、つかみどころのない紳士。
人懐っこい笑顔が瞬く間に浮かびますが、それは、身近に感じられるわけもない、遠い遠い世界の憧れの人だったわけです。

なんと! なんと!
そんな、トム・ハンクスを、スクリーン越しでも、画面越しでもなく、きっと目の前にしたら情報量で溢れて機能停止になりそうな己の眼で、直に見られる日が来ようとは..!

ジャパン・プレミア当選葉書を片手に狂喜乱舞。
届いたその夜から始まった心のお祭り騒ぎは、当日をゆうに飛び越え、今日に至っても興奮の余韻というかたちでまだ続いております。

ジャパンプレミアではその場で急に写真撮影が許されましたが、落ち着かない挙動で撮ったスマホの写真はぶれてばかりです。それでも、その手ぶれ(そしてここぞという瞬間に間に合わないシャッター)こそが、ほんの一握りでもあの空間の雰囲気を伝えられるのではないか、と思い、記事にアップしてみました。

トムを見た率直な感想を一言で書こうとするとむずかゆくなります。
自分で読み返せば読み返すほど、大袈裟に表現しているように思えるからです…。

それでも、あえて、書くことにします。

トムを見たときの気持ちは、旅行先で果てしのない砂漠を目の前にしたときにそっくりでした。
雄大な存在に、ただ呆気にとられる。
たぶん、屋久杉を目の前にしても、同じことを感じる気がするのです。

自分でもなんだそれは?と思うのですが、やっぱりいま思い返してみても、自分のなかにただ響いたものを表すのには、「自然に圧倒されたときの感情」が最も適しているようです。

もう、私の預かり知らぬところでずっと前から、これから先もひとつの世界をつくっていて、その美しさはずっと変わらないんだろうな。
トム・ハンクスに、こういう、軌跡をたどるのにも気が遠くなる、大きな川のような、ときの流れを感じました。

七変化を通して様々な作品を世に送り出してきた「これまで」が、彼のなかに年輪のように刻まれていることを強く強く強く感じさせるのです。それは、これまでに生で見たことのある俳優には感じたことのない感覚でした。
そして、それがこの「気が遠くなる」を作っているのだろうか、などと考えております。

これが感動なのだなあとひとり、浸りました。

もう、感動と興奮でとっても不思議なことを書いてしまっているのですが、これが正直なことなので、しょうがありません。

以上、ほんの少しでも、トム・ハンクスの神がかった雰囲気ををお伝えできていたなら幸いです。もう少しで静かに手を合わせてしまいそうでした…

さて、ジャパン・プレミアに話を戻すと…
トムとアーロン・エッカート(彼目当てでプレミアに応募したところもあります)*1は、それはもう、何度も手を振ってくれるのはもちろん、インタビューにもジョークを交えて答えたり、突然客席に降りて行ったりで、「チャーミングが止まらないわぁ」と私の心は終始跳ねっぱなしでした。

撮影当初、アーロンは偉大な俳優であるトムとの共演に緊張していたようですが、作品が完成した今ではだいぶ打ち解けている様子で、サービス精神旺盛+コメントの掛け合いもばっちりな、素晴らしいコンビネーションを見せてくれました。

クリント・イーストウッド監督もそこに加わると、いったいどんな雰囲気になるのでしょうか。
3人が並んでいるところをぼーっと想像し、「さらにチャーミングが止まらなかったんだろうな」と勝手に結論づけ、会場をあとにしました。


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*1:「ブラックダリア」「ラム・ダイアリー」も出ていたんですよね… 彼といえばやはり、「サンキュー・スモーキング」の印象が強いです。 movies.foxjapan.com 当時の写真を見ると若いですね〜

映画 ビューティフル・マインド--それは、真実をみつめる勇気 信じ続けるひたむきな心

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もう夏は終わっちゃうのかなぁ。
書いた記事を静かにあたためていたら、いつの間にか夏も終わりかけ。

さっと吹いた風が冷たくてびっくりしたり、公園では蝉の死骸さえ見なくなって、ショーウィンドウはもう秋冬物のディスプレイばかりになってしまいました。
過ごしづらい季節だったのに、終わってしまうとなると、なんだかいつも寂しいのが不思議。


さて、映画の前に、今回の夏もたくさん食べているアイスのはなしから。

ハーゲンダッツ ミニカップ『紫いも』

ある日。31日だからサーティーワン……という強い欲求を、ハーゲンダッツの『紫いも』へのさらに強い欲求でぺちゃんこにし、無事にミニカップにありつけました。
お芋の甘みって久しぶり。美味しいだけじゃなく、ほっとするような懐かしさも感じられます。

セブンイレブン限定販売の『ジャポネ<黒蜜きなこアズキ>』に比べるともっと淡い甘さで、疲れた夜に合いそう! おすすめです!


こちらは、2012年、2013年に発売して人気だったため、久しぶりに復活した商品で、期間限定の発売となっています。限定だなんて言わず、ずーっと置いてくれたら嬉しいです。

詳しい情報はこちらからどうぞ。↓
ニュースリリース|会社情報|ハーゲンダッツ Häagen-Dazs




それでは、もう鑑賞したのはずいぶん前になってしまいましたが・・・・・・今回鑑賞した映画について書いていきます。

作品紹介

A Beautiful Mind
※公開から約15年が経過していますが、公式HPがいまだに稼働しています! しかも、「IQ テスト」など、コンテンツの充実ぶりも素晴らしいです。

  • 製作年 2002年/アメリカ
  • 134分


学生時代から苦手な分野で、大人になった今では、日常生活でのちょっとした計算でも脳が(諦めて)ストップしてしまう質なのですが、最近妙に気になってきたのが「数学」。

数学を学んでみたら、もっと論理的に物事をとらえて咀嚼することができるのかも…。と、生まれて初めて気になる存在になっているのです。


そこから、なんとなく数学者を扱った作品を見てみたくなり、この作品を手に取りました。
ノーベル経済学賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた本作。これまでは大して興味もわかず、遠い遠い存在に感じていた数学者。彼は一体どんなふうに世界を見ていたのでしょうか。

あらすじ

天才と名高いジョン・ナッシュプリンストン大学院に進学し、独創的な論文を書き上げることに苦心していた。
時間の無駄だから、と講義は欠席。偏屈で不器用だから友人とも打ち解けられない。そんな不器用なジョンはライバルの活躍に焦った時期もあったが、いつも優しく応援してくれたルームメイト、チャールズのサポートもあって論文は無事に完成。
念願であった研究所の推薦を得ることができた。

単調な業務をこなすつまらない日常に、政府から秘密裏に依頼された暗号解読任務と愛する女性の存在が加わったことで、ジョンの人生はもっとも充実した時期を迎える。

しかし、彼を待ち受けていたのは、信じられないような現実だった。



以下、【続きを読む】より、感想(以下ネタバレありです)に続きます!

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