libra05's blog

映画を中心に、好きなものについて自由気ままに書いています

映画 ピッチ・パーフェクト--「リミックス開始よ!」

続編*1がレンタル開始になったことで、大々的に陳列されていたこの作品。
ピッチ・パーフェクト!(1作目のほうです!)


pitch-perfect.jp

  • 原題:Pitch Perfect
  • 2012年/アメリカ
  • 112分


アナ・ケンドリックは別の映画の予告編で見かけていて、歌がうまい役者だなぁと思っていたところでした。
そういえば、『イントゥ・ザ・ウッズ』まだ観れてなかった……!(そういえばジョニー・デップ大変なことになっていますね)
POPやジャケットさっと眺めると、「アガる」という文字が。

なんとなく、明るい作品を見たかったし、久しぶりにハイスクール・ミュージカルな映画も観たいところだったし、アゲてもらおうじゃないの、とさっそくレンタルしました。

(予備知識はほとんどなく、ハイスクール〜とは全然毛色の違う作品だということは予想もしていませんでした。)

ざっとあらすじ

マッシュアップ*2が好きで音楽関係の仕事につくことを夢見る主人公ベッカが、アカペラ部に入り、個性的な仲間たちとともに大会に挑む。
彼女たちは最強のライバルグループとの戦いに勝つことができるのか……


感想(ネタバレあります)

(びっくりするくらい公式ホームページにあらすじが書いてあって、もう結構なところまでネタバレしていました。あと、予告編を自動で再生するの、もうやめませんか…)

1.ソースではなくお醤油な3拍子

胸焼けの心配がない、あっさりとした、まさにお醤油系の作品でした。

作品のジャンル

ミュージカル要素とコメディの要素、恋愛の要素…いろんなものが入っています。
どれにも決してフォーカスし過ぎず、くどさがありません。『ハイスクール~』がソースなら、この作品はあっさりとした醤油という感じです。

キラキラしていて、青春!胸キュン!な作品には元気をもらえますが、たまにそのテンションについていけないことや食傷気味になることも。そんなときに、ちょうどいい作品です。

友情

ベラーズはまさに、みんなちがってみんないい、の集合体。そんなメンバーが互いを認め合うところは羨ましいほどです。

絶妙な距離感は保ちつつ肝心なときは駆けつける、という、いい意味であっさりとした友情が描かれており、素敵だなぁと思いました。
この部分が一番の見所ではないかと強く感じています。

一方で、ライバルである男性アカペラグループ「トレブルメーカーズ」には、「全員一心同体だからね!」というきつめの縛りを感じました。あんなリーダーに一生懸命合わせなきゃいけないのはやだなぁ。
ちなみに、メンバーも、みんなそれなりに個性が光りますが、強烈なほどではなく・・・・・・鑑賞後には誰が誰かもあまり覚えていません。この点も、あっさり系でした。

恋の相手

主人公の恋の相手であるジェシーもあっさり系です。

初対面からベッカに好意を寄せ、かなり積極的にアプローチしますが、「俺様系」とはほど遠く、無茶な強引さはありません。
また、画面にうつるだけでほっとする安心感があります。

さらにさらに、優しいけど、ベッカからひどい仕打ちを受けるとささっと身を引く大人なところも。恋愛映画を見慣れていると物足りないくらいですが、「ちゃんと自分と他人の距離感を保つ」のは大事なこと。納得いくまでは簡単に折れないジェシーはしっかりしてます。

熱血でもなく、キャラが濃すぎず、あっさりとしていて好きです。この作品でほんのりとだけ描く恋愛にぴったりです。

2.やっぱり大学生に戻りたい

学生っていいよなぁ、なんかサークルとか部活やって青春を感じたかったなぁ。
こう思ったのは、そういえば、大好きな『モンスターズ・ユニバーシティ』以来でした。
www.disney.co.jp


ライバルに対してマイナスからのスタート、個性豊かなメンバー...共通している要素がありますね。やっぱり鉄板なのですね。

年を重ねるごとに、大学という異空間にぐいぐいと引き込まれています。いつかもう一回入学して、思いっきり勉強して、思いっきり部活やって・・・・・・と、ついつい考えてしまいます。

3.勇気ある決断に拍手!

ベッカたちを率いるグループのリーダー、オーブリーはとても保守的で、お客さんを退屈にしてでも、アカペラ曲や演出、ダンスについて、頑なに従来の伝統を守り続けていました。これはこれですごいことです。

そして、物語の終盤では、ついにベッカが提案する新しいアレンジの曲やダンスを受け入れます。きっと、人知れずいろんなものを背負ってきたであろうオーブリー。プレッシャーのなかでのこの決断のシーンは、そこまで感動的に描かれてはいませんでしたが、けっこう胸に響きました。

でも、吐くシーンはやっぱり嫌いです。

4.続編に期待すること

個性的なメンバーの色はラストまでしっかり出しつつも、みんなが具体的に「どんな経験をして、どんな思いを持った人たちなのか」ということはよくわかりませんでした。(そうか、ここもあっさりでしたね。)

この作品の段階では、まだ、細かいことはわかんないけどとりあえず変な人というところで止まってしまっていますので、バックボーンやエピソードが続編で描かれていることを期待します!!

そして、この作品では、主人公のベッカがとてつもなくマトモなまま、結末を迎えてしまいます。ベッカは本当に、ふつうにちゃんとしている人の印象のままでした。続編ではもう少しはっちゃけているところが観れるといいなぁ。

こんなときに観たい

  • 他人や自分が個性的であることにうんざりしているとき
  • ご飯を食べていないとき(オーブリーのせい)

  • THEイケメンやTHEミュージカルを摂取しすぎて、食傷気味なとき




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*1:ちなみに、続編はこちらです。ヘイリー・スタインフェルドが登場してます! pitch-perfect2.jp

*2:「2つ以上の曲をリミックスして1つに合成するという意味の音楽用語」だそうです。