読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

libra05's blog

映画を中心に、好きなものについて自由気ままに書いています

映画 64(ロクヨン)後編--慟哭の結末を見逃すな

映画:ミステリー 映画:ドラマ

前編にがっちり心をわしづかみにされ早1ヶ月..。待ちに待った「64 後編」を鑑賞しに行ってまいりました!
邦画をこんな頻度で(しかも劇場で)観るのは本当に久々だー。


蜃気楼が見えるくらい蒸し暑い日でしたので、まずは腹ごしらえ。

ジェラート専門店『GELA C(ジェラシー)』


『GELA C(ジェラシー)』のジェラートダブル(500円)!

今回は黒ブドウであるキャンベルアーリーと必ず選ぶピスタチオの組み合わせにしてみました。キャンベルアーリーってスケート選手にいそうな名前ですよね

f:id:libra05:20160703145607j:plain
キャンベル選手(呼んじゃった)の酸味とピスタチオのクリームな甘さが合っていて、暑さの疲れが吹っ飛んでいくくらいおいしかったです!フルーツやナッツをそのまま凝縮した濃厚なジェラートが口のなかでやさしくとろけます。

ゴールデンキウイやらバナナ、パイナップルなども揃っていました。


今度迷うときはトリプル(600円)もありだな、と強く心に刻み、いざ劇場へ!

作品紹介

64-movie.jp

  • 2016年/日本
  • 119分

ちなみに、前編の感想はこちらです。
libra05.hatenablog.com


あらすじ

ロクヨン(以下、「64」)を模倣した新たな誘拐事件が発生した。広報官三上は情報を収集するため、捜査指揮を執る車に乗り込む。
64のときと同じような犯人からの指示に従い、被害者の父親は必死に身代金を運ぶが..。


→以下、【続きを読む】より、感想(以下ネタバレあります)に続きます!

感想(以下ネタバレあります)

事件の真相解明よりも人間関係のほうに焦点を当てた前編。辻内本部長にも会えますし(後掲)、こちらのほうがとっても好みではあるのですが、今回の後編も1800円を払って劇場に観に行く価値はあると思います。


ストーリー ・・・ 7点/10点

前編とはうってかわって、今回のメインは事件64の真相究明になります。
前編観賞後には警務部と刑事部の違いも学び、「さあ警察内部の軋轢をとことん見せておくれ!」と意気揚々と劇場に臨んだわけですが、なんと、そのようなシーンはほとんどない・・・。予習ばっちりだったのに…


スクリーンに釘付けになる緊張感
「誰が犯人なの!?」とドキドキしながらスクリーンに釘付けになる感覚は、やはり気持ちいいなぁと再実感しました。
三上の家に雨宮が無言電話をかけている冒頭のシーン。ここからすぐに「ただの64の被害者じゃなかったの‼?」と引き込まれてしまいます!
何度か過去と現在を行き来しながら真相に近づいていく流れは本当に素晴らしくて、もう製作陣の思い通りに、その手の上でころころ転がされているようでした。この転がされているのが気持ちいいのです。


切ない幸田
新たな誘拐事件で身代金を必死に運ぶ父親(目先正人)。彼こそが64の真犯人だったとは!!
この誘拐事件を画策した犯人だった幸田が64の真犯人かと思っていたので、本当に驚きました。幸田はただただ、いい人だったんですね…。

雨宮と幸田は組み、目先に復讐するための誘拐(に見せかけて2000万円を燃やさせる)事件を起こします。
犯人として、目先に電話で指示をするのが幸田の役目です。

しかし、まさかのヘリウムガス切れで、地声で「○○へ向かえ〜」と指示をするしかなくなる幸田。変な声を出すのに苦しそうな幸田。切ない幸田…。

それまでの緊張感のせいか、地声で踏ん張っちゃうというこのシーンはつい吹き出してしまいました。しかも長いんです!
うーん。そんなにこのシーンは長く必要だったのでしょうか?


サスペンスというよりは…
この事件の真相は、三上の活躍で判明するというよりも物語の自然な展開で(その瞬間は思ったよりあっさりと)判明するのでした。
見所は、真相を知った三上が、警察としての立場を捨てて子供を想う一人の父親として目先を追い詰めるということだったのかなぁ。サスペンスというよりも、ドラマの色の方が強いかなという感じがしました。

そういえば、三上の娘が家出した原因はよくわからなかったですね…!
真相が気になるものの、そこは主軸のストーリーというよりも、三上が「なぜ一人の父親として行動をとったのか」ということの背景のために描かれている、ということなのかなぁと納得しました。

ラストの方では、公衆電話から三上家に電話がかかってきています。結局、留守中で電話は取れていませんが、娘さんがきっと無事だという描写なのでしょうね。


キャラクター ・・・ 8点/10点

主人公は雨宮芳男
三上(佐藤浩市)よりも、雨宮芳男(永瀬正敏)の方が主人公だと思えるほど、後編においては物語を動かしていく中心人物でしたね。

雨宮の耳には64の犯人の声がまだ残っていた。
電話帳記載の膨大な電話番号にすべて電話し、犯人を探り当てた。

あれからずーーーっと時が止まったように、雨宮は昭和にいたんだ。そう、ずしんと胸に響いてきました。
時計の針をまた動かすためにも、雨宮は犯人を探さなければならなかったんですね。


辻内本部長にもう会えないなんて
椎名桔平演じる県警本部長が一番のお気に入りだったので、後編では出番がなかったのが本当に残念。
前編でもほんの一瞬しか出ていないのですが、つかみどころがなくそれでいて怖さも感じる、とても印象に残るキャラクターでした。


キャスト ・・・ 9点/10点

永瀬正敏
片っ端から電話をかけるだなんて、いくらなんでもそんな方法で犯人がわかるわけないじゃない。そう思ってしまうタイプの私でも、雨宮を観ているとその行動と結果について、すっと納得できてしまう。
これは、彼を演じた永瀬正敏のすごさだと思います。彼の揺れる背中だけで、絶望と憎しみ、やりきれない思いがびしびし伝わってくるのです。
この人ならかけるだろうな、そして、見つけるんだろうなと感じずにはいられません。


「オールスターキャスト」という宣伝への疑問
雨宮と三上の二人が主軸となり、大勢の豪華キャストはもったいないくらいの脇役に徹している本作綾野剛とか、瑛太とか、最後までに何か大きな出来事を起こしてくるかと予想していましたが、全くそんなことはなかったのですね。

そうすると、あの64のポスターや宣伝で使われた「オールスターキャスト」というのは、本当に本当に「『豪華キャストが出てますよ』アピール」だったのかぁ。うーん。
三谷作品のように、キャストを売りにする必要(=そうでないと客足が不安)が感じられないから、この宣伝の仕方は少しもったいない気がします。

実際、豪華キャストのおかげで作品はとても華やかで深みのあるものになったと思いますが、ストーリーも主要人物を演じる役者も十分素晴らしい作品となっていますので、オールスターキャストであることをあえて前面に押し出さずに行く、という作戦もありだったのではないかなぁと。ここは声を大にして言いたい。

オールキャストということよりも、もっと、重厚なサスペンスドラマであることをアピールしてほしかったです。それでも同じように人気になっていたはず!





邦画欲がほどよく湧いてきたので、苦手意識をなくすためにも、また邦画を鑑賞してみようと思います。
カテゴリーも無事に分けられました。少しでも見やすいブログにできるよう、引き続き、試行錯誤を続けていきます!

にほんブログ村 映画ブログへ

映画評論・レビュー ブログランキングへ